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2005/07/17

探していた随筆家 岡部伊都子さんの文章。

やっと見つかりました。かって「藝術新潮」(新潮社刊)に連載していた随筆家・岡部伊都子さんの文章「暮らしの絵暦⑥ー麦畑と人ー」(1977年6月号)が見つかりましたので、お知らせします。
 これは2005年6月23日にこのブログに掲載した29年前のヴァン・ゴッホ展の事を書いた、「見ながら考える事の出来ない空間 美術展はこれでいいのか」に付いて、公にされ、私が目にした反応です。

「・・・・(前略)・・・この間久しぶりに、「朝日ジャナール4/15号の<見ながら考える事の出来ない空間、美術展はこれでいいのか>はホンマの意見デンナ!!」と書いたハガキが舞い込んだ。「個人の利害にはいたく無意識者になりおおせるのは、真の意味での<個>の空間が、人々の心のなかのどこにもないことを、証だてているにほかならないのではないか」と書かれた天童匡人氏の、美術展の在りかたと鑑賞者に対する疑問とに共感する。この一文にも触れられていたが、昨年のヴァン・ゴッホ展には、わたしも貧弱な内容に意外感と不満とを覚えたひとりだ。」

このハガキを岡部さんに書き送ったのは、画家の富山妙子さん。
この文章を見たとき、素直に感じていた事を書いて本当に良かったと、思った。このときのゴッホ展を主催したT新聞社からは、朝日ジャーナル編集部にこの記事に対してクレームが来たと担当の記者から聞いたことを、思い出した。今、読み返しても余り古くないことに驚き、何も変わらない島国・日本を痛感する。

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