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2006/03/21

春分の日、4年前、イタリア・ヴェローナの野外劇j場で聲を奉納した。

 
 このアレーナ(野外劇場)、2000年の歴史に対して、訪れた春の初めての日に対して、そしてノーベル賞候補にも為ったイタリアの詩人ロベルト・サネージに対して、と三つのオマージュを兼て、4年前の2002年3月21日正午(日本時間20時)、かって皇帝が立った場所から、聲を出し始めた。

 この時、世界中で声を出して、聲と聲とを繋ぎ、世界の平和を願いませんか、との公式メッセージを、ベローナの文学者協会の公式ホームページから発信した。
 日本では、未知の人、永 六輔氏が、ご自身のラジオ番組でこの催事を放送してくれた。毎日新聞、北海道新聞等が、告知してくれていた。

 好きなだけやってくれても良いとの許可を得ていましたが、実際に皇帝の場に立ってみると、身が引き締まりました。
 アコーステックでの公演との条件付きでしたから、マイクロホンを普段から用いない私の公演にはなんら支障はありませんでした。

 終わってみたら45分間、きっちりと聲を出しましたし、出せました。

 これも全て、詩人ロベルト・サネージの亡くなっても続いている厚い友情の絆と、文学者協会の秘書、グロリア女史の献身的な行動に依って、、ヴェローナ市の記念物・美術館部門のアレーナ(野外劇場)使用許可証を獲得してくれたか実現できた催事であり、貴重な体験であった。
 この時の公式ビデオテープは3ヵ月後に届き、先日の練馬区立第六小学校4年生クラスの生徒にも見てもらった。

 毎年、春分の日が来ると、あのアレーナで貴重な時間を、瞬間を昨日の如く、思い出すのだった。


 時間は残酷で、もうトリノに住んでいたグロリア女史の母親も、友人のミラノ在住30数年の画家・KEIZOも、残念ながら、既にこの世には居ない。

  まだまだこの水の惑星の平和を願っての「聲ノ奉納」は、止む事が無い。


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