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2006/07/02

「ランスの大聖堂にて」と言う青木保早大アジア研究機構教授の文章で、ランスの街での事を想い出した。

 あのランスの大聖堂から3分余りの画廊の二階に1ヵ月余り滞在した時の事を、青木教授の文章(2006年7月2日、毎日新聞朝刊より)に触れて思い出した。

 あれから、もう30年にも為るのか!

その画廊で友人の個展の手伝いをしていた。
画廊の女主人の亡き御主人は画家で作品がパリのルーヴル美術館に所蔵されているとか。
彼女の生地はドイツとロシアに二度も蹂躙されて、帰る気はもう起こらないと言う。

 あのランスの大聖堂には毎日、時間が有る時に訪れていた。

 画廊から大聖堂の間に数件の骨董屋が有り、その一軒の店の若い女主人と話すようになり、その店に出入りしていた男が何故か気に掛かったのだ。
その男がフリーメイソンの幹部の事はそんなに時を経ずして解った。

 その男が、口伝で色々な事を教えてくれた事が、今でも役立っているのは驚くべき事だ。
グルジェフの如く、何時か秘教を読み解きたいと願った事も有った。

 教わった数字の神秘は、今でも私の肉体に、脈々と息づいている事を識るのだ。

 ところで人にとって死ぬ前に見たい、訪れたいと思うような場所が、日本では何処になるのだろうか。

 青木教授はランスの大聖堂だというのだが、私は当たり前の事で、「かねて一度参拝したいと思っていたランスの大聖堂にこの春行く事が出来た。」と書き出す青木教授は、何処か体の具合が悪いのではないか、と感じた。

 ”参拝したい”、う~ん、と思う。パリから二時間余りのランスに、そんなに訪れたいのなら何故、今迄、行かないできたのか、良く分からない。

 「 殺伐たる世の中にますますなってゆく気がしてならないいま、何か気持を和らげてくれる開かれた聖なる文化空間が欲しい。それに加えて、ランスが独仏の和解の場になったように、日中、日韓の和解の場となる場所が東アジアに存在したらすばらしいのに、と思わずにいられなくなる」と書き記す青木保教授。

 本当に聖なる文化空間が日本に無いのかどうか、皆さんと共に考えてみよう!!!

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