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2007/01/16

佐藤賢太郎著『ギリシアからの手紙ーイオニア海で女神を彫る』(奥会津書房文庫刊)を頂いて・・・

 昨日、話をしていたEu-ジャパンフェスト委員会の古木事務局長から、私も文章を載せているからと言われて一冊の文庫本。併せて毎日新聞の東北版に掲載された奥会津書房の編集長・遠藤由美子さんの記事(2006年7月12日版と11月22日版)との二枚に、『谿声山色』 竹島善一/写真、一冊を頂いた。

 ここで遠藤由美子と言う編集者。奥会津書房と言う出版社。そして佐藤賢太郎と言う石彫家を知る事が出来た。古木事務局長に感謝!!!

 昨年6月に1ヵ月余り、佐藤賢太郎さんが制作の為に、ギリシアのクルータと言う町での滞在記録である。

 何故かう~ん、う~んと言いながら読んだ。海外に、特にヨーロッパのスペイン北部、フランス一部、そしてスペイン・フランス国境からトルコまでの道筋でのことしか知らないが、かっての自分のヨーロッパ滞在の事を思い出しながら読んだ。

 日本人が二人、一人が語学に堪能だと本当に学ぶ事が出来ないのは事実である。

 海外に行くと言う事は、ツアーでの旅行の事ではない!
個人で海外に行くのは、早ければ早いほど良いと言われている。10代が理想だが、遅くとも30代に為る前までに行く事が最低の条件で、30代を超えてからの海外滞在には余り意味がないとも、言われたものだ。

一年以上二年以内の滞在。そして帰国して一年以上二年以内の日本滞在。そして再びヨーロッパ滞在一年以上二年以内の滞在、そして帰国。

 これが理想的だと言われ、私はその通りに遣って来たのだった。

 だから佐藤氏の滞在が1ヵ月余りで、少ないなどと言う心算は無い。

 一人一人が、異国のなかで、無意識でも日の丸を背負って生活している。
初めて日本人を見る現地の人々に対して、日本を代表している事は、経験した者は否応ながらも知っている。
特に僻地に於いては。

 もっともっと色々な人が、様々なチャンスをモノにして、海外での生活を経験してくれたら良いのだ。

 三十数年ぶりに、自分の初心を思い出させてくれた。

 感謝!!!感謝!!!

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