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2008/03/20

6年前(2002年)の3月20日、イタリア・ヴェローナのホテルの部屋で、甲冑を身に纏い、馬に跨った十数名の騎士達に、襲われた!

 2002年3月21日の春分の日、正午(日本時間、夜八時)イタリア・ヴエローナのアレーナ(野外劇場?古代闘技場かも)で開催されるー春の詩祭ー ロベルト・サネージ頌 の為に、私は前日、何処で聲を出すかの立ち位置を、ヴェローナ文学協会の秘書グロリア女史と劇場内を、聲を出しながら歩き回り、結局は皇帝の立った場、に落ち着き、安心してホテルの部屋に戻り、転寝をしていた時、蹄の音で眼を覚ましたのだ。

 二、三人の甲冑で身を包んだ男たちを先頭に、靴音荒々しく、現れたのだ!

 怖くて怖くて、何も考える暇も無く、毛布をすっぱり被り、ベッドの上に蹲り、身を隠した。

 余りの恐怖で身体の震えは止まらない。足の踏むのが毛布の裾にまで遣ってきているからだ。

 毛布で身を隠した為に、彼等には見えないらしい。

 どの位の時間が経ったのか分らない。

 そのまま寝入ってしまったからだ。

 目覚めた時は夕闇が迫っていた。

 寝ていた子を起こしてしまった、とでも言うべきか。

 その記憶がまざまざと蘇る3月20日だ。

 その夜、ホテルの裏側の店で、赤いショールを見つけた。

 そして翌日21日、正午過ぎのアレーナでの私の姿なのだ。

 それがこのブログのプロフィールの上に在る写真のなかの赤の品物だ。

 なんであれ50分余り、聲を出しきったのだ。

 アレーナ、2000年の歴史に、春の初めの日に、詩人ロベルト・サネージに。

 三つのオマージュを兼ねての聲ノ奉納だった。

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