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2008/08/19

「日本軍と阿片」を観ながら、小説家が、阿片を中国から、日本に送った事を書いたのを読んだ記憶が蘇って来た。誰れだっただろうか?

 昨夜、心当たりのある小説家の本を読み直してみたら、出てましたよ。

「そうだ。藤田は終戦の前年、軍用便で数十トンのヘロインを南多摩の実家に送ってあった。自殺した事にしてひそかに日本に帰ると、石川という名の戸籍をとった。石川というのは、スパイ容疑で満州の第731部隊でひそかに実験材料に使われて抹殺された男だ。その石川の本籍がある池袋は、東京大空襲で役所の戸籍台帳が焼けてしまったので、藤田は石川になりすます事が出来た」
大薮春彦著 『不屈の野獣』(伊達邦彦全集⑥)光文社文庫版ヨリ、「狂気の征服者」97ページ

 大薮がこれを書いたのが1965年頃。

 これを読んだ時、軍用便を使ってヘロインを日本に送り、戦後、多額の闇資金で日本の政財界を動かした闇の一族が居たであろう事は、容易に推測できた。

 そして、今、正に事実は小説よりも奇なり、だ。

大薮春彦は、どこからこの着想得たのであろうか?

 NHKスペシャル「日本軍と阿片」は、日本の恥部を曝け出す良い機会になれば、良いのだが、そう簡単ではあるまいが!!!

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