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2010/08/05

夏らしい夏の陽射しの中で、田村隆一詩集『緑の思想』(思潮社刊、1967年9月1日刊行)を読んでいると、詩作品に「雲見」、「岩地」と伊豆西海岸が出て来る。私が文化学院の仲間5人と、夏休みの間、雲見の民家を借り上げて、民宿を経営した事を思いだしたが、何時頃だったのか?田村氏が訪れた前後ではなかったか!

 1日にサバの味噌煮を50人分も作った記憶が有るのだ。

二食付で、1泊幾らだったのか?

終わった時、一人5万円が残った。可笑しな夏だった。

伊豆西海岸に人が未だ行かなかった頃の事だ。

詩作品に    雲見

      「 どんなに長い夢でも
       見るのは一瞬のうちだとしたら
       伊豆西海岸岩地から
       雲見までの
       あの曲がりくねった道は

       青の光り
       波に砕ける波
       おお 沖の小島の
       西風に歯をむき出せ
       白い頭韻
       光は屈折する
       透明な夢のなかを
       だれもいない曲がりくねった道を
       
       突然 ぼくの光は切断される
       するどい円錐形の
       富士             」

人の詩を書き写したのは、初めてでは無いだろうか!

田村さんの作品だからと、雲見のヒトの居ない静けさが今では嘘のようだろう!

あの頃の夏も、今年の夏らしい夏だったぞよ!

暑い夏は、気持ちが良い! 暑く為れ、もっともっと、夏なのだから!

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