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2013/04/22

21世紀詩人、細田傳造の出現で、既成の詩人蜂飼耳に続いて、井坂洋子までが、詩を読めていないことが、「ちくま」に連載している、「原詩生活」8 無名の存在、と言う文章で、顕わになった。どうも細田傳造の詩作品は、中途半端な詩人たちのいい加減な読みかたを、炙り出すらしい。賞は、選考委員まで、炙り出すようだ!

詩人井坂洋子の、この「無名の存在」というこの文章のことを教えて呉れれたのは、プロジェクト参加詩人のIさんだ。
神戸公演から戻り、一読して驚いた。

井坂洋子は、後藤ユニ、という若い詩人を中原中也賞に、推していたらしい。

しかし、「ユリイカ」4月号の、中原中也賞の選評では、井坂が強力に推したようには、どう読んでも読めない。

だが「ちくま」4月号には、「彼女が逃がした新人賞をとったのは、なんと六十九歳の新人、細田傳造の『谷間の百合』だった。」と書き記す。
井坂が、「彼女が逃がした新人賞」、と書くのは、如何なものか?
後藤ユニ、を強力に推した痕跡が、選評に残されていないのに、彼女が逃がした新人賞、と言い切れるのか!

蜂飼耳も、井坂洋子もまったく、詩が読めないことが、はっきり分かった。
二人の師匠筋にあたる荒川洋治は、流石に詩を読み切っている。

 「細田傳造『谷間の百合』は、少しことばに目のある人なら、一般の人でも、とても面白く感じる。それほどにみずみずしい世界が広がる。単調に見えながら、表現は多彩。各編、すっきりした深みをもつ。体験を詩のことばに託す初々しさがあるいっぽうで、古来あまり見かけない情感を掲げるところもある。詩のなかで、こっそり何かをつくりだしているのだ。その楽しさが新しい。非凡な詩集。」

井坂洋子も蜂飼耳も、虚心坦懐になり、無私の心で、もう一度詩集『谷間の百合』を読み返してみたら良い。

如何に詩が読めなくなっていいるかに、気がつけばいいのだが!!!

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