古代バビロンに、肉聲を撃ち込む機会が、巡ってきた!詩作品「異聞 バベルの塔」を、思いっきり、撃ち込んで来よう!肉聲の波動が、手裏剣のように、古代バビロンの大地に突き刺さり、胎動を始めるだろう!!!!!
パスポートが必要なのは、入国審査を通過する時だけ。後は、日本人だかどうかは、もう誰もわからない。
先日、初めてお会いしお話しした詩人の北川透さんが、貴方、本当にに日本人?と言われる。
翌朝、食堂で朝食の用意をしているとき、詩人紫圭子さんが、イラクに行かれるそうですよ、と言うと、イラク?イラク、って、あのイラク?と言われ、驚かれていた。
昨年の第1回babylon Festival Foar International Cultures And Artsと題された国際詩祭を兼ねたイヴェントにも日本と友好のためにと、口説かれたが、4月になってからでは、プロジェクトの日程を組み替えるのは困難だった。
約束事は、守らなければならない。
外務省の一部所の感じの良い応対に、ぜったに禁止は出来ないが、自己責任で、ホテルの警備、バクダット空港からバビロンに向かう車両警備の確認、特にバビロンはテロの多いところで、テロに巻き込まれるときのことを考えて、在イラク日本大使館とは、緊密な連絡を取られたい、と言う。
日本の在外大使館が、動いてくれた経験は、今までで、2006年7月、第3回カラカス国際詩祭に、日本大使自ら国際詩祭の会場に足を運ばれ、ただ一人、2400席の国立劇場でノーマイクでの聲に、聴衆が、大歓声で沸いたのを見られて、翌日、カラカス・ヒルトンホテルまで、足を運ばれ、お寿司を御馳走になったぐらいだろうか!
2000年11月の第3回、セネガル・ダカール国際詩祭では、主催者から、日本大使館に、招待状を送ったが、返事も寄越さない、失礼な国だとお叱りを受けたこともあった。
官を入れると、スムーズに行くことも行かなくなる。日本政府の御威光など、何処にも通用しないのだから。
ところが詩人の聲の力は、これは驚くべき力を発するのだ。 先ず今回のように、スペシャル・ゲストで、ビザは、イラクから送られてきた。これには驚いた。在日イラク大使館は、40ドル、と言うのに、詩祭関係者からは、大使館は関係ない、ビザも必要ない、と幾度も言ってきた。
どういうことだろうか?
小生も取っておくべきかと思ったが、日本政府の言うことが、どんなものか試してみてもいいと思って、ほったらかして、山口に行き、第18回中原中也賞受賞式に行ってきた。
受賞詩人細田傳造は、プロジェクト「La Voix des Poètes(詩人の聲)」が生んだ第1号の詩人だ。
気持ちの良い受賞式だった。細田傳造さんも嬉しそうだった。
相変わらず、笑いを生み出すリズム!これが詩集にも収録されているのだ。
耳が良いんだね、傳造さんは!
第2詩集『ぴーたーらびっと』(書肆山田刊)も、第1詩集『谷間の百合』よりも、良いのだから驚く!
本当の21世紀詩人、それも大型詩人の誕生だ!
詩集『谷間の百合』を読み切れない既成詩人や、賞味期限が切れた選考委員が、みんな詩集『谷間の百合』が、読み切れるかどうかで、炙り出されてきた。可笑しいね。
間もなく、家を出る。
バビロンで、聲を撃ち込めたら、大きく変わるだろう!
ネブカトネザール大王の威光は、幾らアメリカ軍に蹂躙されていても、大地の精は、あらゆる聲を吸い込むことだろう!
これは肉聲の詩人しかできないことではなかろうか!
持参する字の作品30点に、どんな反応を見せるだろうか?イラク国民は!
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